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▶NASのHDDを交換しました。

《カテゴリ:近況

我が家で使っているNASはアイ・オー・データの「HDL2-AA8」という機種で、
これには4TBのHDDが2基搭載されています。

2基のHDDをそのまま使い、8TBの容量を確保する使い方もありますが、
万が一HDDが壊れた場合、すべてのデータが失われてしまうリスクがあるため、
うちの場合、2基のHDDに同じデータを保存し、
片方のHDDが壊れてもデータが失われない「ミラーリング」という設定で運用しています。

そのため、データを保存できる容量が最大4TBになるわけなんですが、
いろんなデータを保存しているうち、いよいよ残りのディスク容量が10%を切ってしまいました。



これはそろそろまずいと思い、今回新たに6TBのHDDを2基用意し、
容量をアップさせる作戦を実施しようと思います。


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【交換用HDDの選定】
 アイ・オー・データ指定の交換用HDDはちょっとお値段が高め故、
 今回は自己責任のもと市販品の中から、ウェスタンデジタル製の「WD60EZAZ」という6TBのものをチョイスしました。
 

 ネット検索する限り、同じHDDに交換して正常に使えているという情報は確認できませんでしたが、
 NAS購入時から搭載されていたものと同じ「WD Blue」というシリーズのものだったので、
 おそらく大丈夫だろうという予測のもとに購入した次第です^^;


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【交換作業】
 このNASは「拡張ボリューム」という独自のミラーリング方式を採用しているため、RAID1によるミラーリングと違って、
 2つのHDDを1つずつ容量の大きなHDDに交換することによって簡単に容量アップができる仕様になっています。
 (このNASは設定変更することで通常のRAID0やRAID1も使えるので、作業前には必ず現在のRAID状況を確認しましょう)

 そのため、結論から言えば・・・
 取扱説明書の手順通りに交換したら何の問題なく容量アップできましたw
 HDD故障時の手順ではありますが、交換方法の動画もあるので、不安な方は参考にされるとよいかと思います。

 以下、ざっくりと交換作業の様子の写真をアップします。


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(1)
 HDDが故障しているときは早く交換したほうがいいんでしょうけど、
 今回は時間的余裕があるので、しっかり外付けHDDヘバックアップ。
 バックアップが終わり次第、NASをシャットダウンし各種ケーブル類をいったん取り外します。
 

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(2)
 上ぶたを外し、交換するHDDを露出させます。
 

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(3)
 片方のHDDを取り外し、HDDについているステーを取り外します。
 

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(4)
 新しいHDDに外したステーを取り付け、NAS本体に戻します。
 外した上ぶた・ケーブル類も元に戻し、いったんNASを起動させます。
 

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(5)
 設定画面より交換したHDDが正常に認識していることを確認し、
 ミラーリングの再構築を待ちます。(データ量が多い場合は半日程度かかる場合もあります)
※この時点ではまだ使用できるディスク容量は増えていません。
 

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(6)
 再度NASをシャットダウンし、同じ手順でもう片方のHDDを交換する。

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(7)
 配線を元に戻し、NASを再起動。 あとは、ミラーリングの再構築が終われば作業完了です!
 

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【その後】
上記の通り、取り付けたHDDはメーカー指定品ではありませんが、交換後も特に変わらず安定稼働しています。
コストを抑えつつ容量アップしたい場合は、市販HDDの活用も検討してみてはいかがでしょうか。

なお、当然のことながらメーカー側が推奨している方法ではないので、行う際は自己責任でお願いしますw

No.10 : Posted at 2020年11月22日 11時29分51秒 - Parmalink - (Edit)